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エコノミスト(経済調査、政策提言)  宮嶋 貴之

エコノミスト
(経済調査、政策提言)

宮嶋 貴之 Takayuki Miyajima

経済調査部
経済学研究科修了

エコノミスト(経済調査、政策提言)  宮嶋 貴之

自分が直面している現実の経済を
分析することが面白いと思った。

もともと日本史好きだった私が経済学に触れ、面白いと感じるようになったのは、大学の経済学部で勉強を始めてからです。ただ、学問として学びを重ね、学者への道を歩むことよりも、自分が生きている現実の世界で動いている経済を分析したり、将来を予測したりすることに知的好奇心が刺激され、魅力があると感じました。進路を考えたとき、大学院に残るのではなく、現実の経済動向を分析する民間のシンクタンクで働くことを志望し、みずほ総研に入社しました。

最初の配属はアジア調査部で、担当国はタイ。戸惑いました。アジアという地域のことはほとんど知らなかっただけでなく、開発途上国を分析した経験もありません。途上国の実体経済を分析するということは、これまでとは180度頭を切り替えてやる必要がありました。例えば、景気を分析しようにも、途上国の場合、そもそも基礎となる経済指標がきちんと整備されておらず、わずかに開示される数値の信頼性も決して高いとは言えません。方法は頭でわかっていたとしても、実際の分析は簡単ではないのです。現地紙を講読して定性的な情報を意識して追ったり、また政治の仕組みを理解するなど自分なりの工夫をし続けました。現地出張によるヒアリングなどの経験も積むなかで、2年ぐらい経ってからようやく、タイ経済の姿が見えてくるようになりました。

アジア調査部に在籍した後は内閣府に出向、日本経済の分析を担当し、月例経済報告や経済財政白書などの作成に携わりました。こちらは一転してデータがきちんと揃ったなかで、より厳密な統計分析が求められました。官庁エコノミストの上司や同僚と一緒に机を並べ、基礎的な経済分析力を身につけるという意味で、とても貴重な経験でした。その後は再びアジア調査部に戻り、主に韓国を担当、最後はアジア全体を統括する任務に就き、2016年から日本経済の担当になりました。

アジア各国の経済に触れてきたことは、私にとって非常に有意義な経験となりました。いろいろな経済構造の国を分析するために、各種の経済指標が十分に得られないなかで何を分析するのか常日頃考えることで、応用力が備わったのではないかと思います。

エコノミスト(経済調査、政策提言)  宮嶋 貴之

エコノミスト(経済調査、政策提言)  宮嶋 貴之

「今、これが知りたい」というニーズに
エコノミストとして応えたい。

現在の主な任務は、月次と四半期毎に景気見通しのレポートを他のメンバーとともにまとめることです。またこれとは別に、日本経済の担当者それぞれの関心や問題意識を共有しながら、各自のテーマを決めレポートを作成しています。

エコノミストの基本的な業務は景気分析と、それに付随する金融・財政政策などの分析です。しかし、近年はテクノロジーが発達して情報が氾濫しており、社会の関心も多様化しています。このようななかで、世の中の「今、これが知りたい」という分野は急速に拡大しており、そのニーズに応えることは簡単ではありません。それでも、みずほグループやそのお客さまに対して、さまざまな分野で価値の高い情報をタイムリーに発信し続けることが、みずほ総研のエコノミストに求められていると思います。トレンドトピックを感覚的な議論で面白おかしく取り上げるのではなく、信頼できる定量データや分析手法を基に、ニュートラルな立ち位置を堅持しながら、お客さまの役に立つ──それが私の目指すエコノミスト像です。

現在、私が注力しているのはインバウンド(訪日外国人観光客)の分析です。実はインバウンドについては、これまでエコノミストが分析する機会の少ない分野だったと思います。しかし、日本の場合、インバウンドの多くは、これまで自分が分析してきたアジアの国々からの旅行者です。だから、このテーマにはとても関心があります。インバウンドの公的データ整備は現在進行形で進んでいる状況ですが、データが不十分ななかでも定性情報などを使って補っていく工夫を重ねてきた経験が活きていると感じます。今後は、ビッグデータなどの新たなデータ活用やテキストマイニングのような新しい手法を模索しながら、分析をより深化させていく必要があると思っています。

揺れ動く現実経済のなかに身を置きながら、次のホットトピックに対して価値ある発信をしていくことができるように、これからもアンテナを高く張って分析を進めていきたいと考えています。

1日のスケジュール
08:30

出社。日経新聞は通勤の電車の中でチェック

09:00

共著レポートについて、共著者と打ち合わせ

10:00

翌週の海外研究機関との意見交換会に向けた準備

エコノミスト(経済調査、政策提言) 宮嶋 貴之

12:00

昼食

13:00

月次定例景気判断会議の取りまとめ。部内で議論して日本経済の景気判断を決定

15:00

部内週次ミーティング。先週受講したプログラミング言語「Python」の研修内容についてフィードバック

16:00

2週間後の大学での講演に向けた発表準備

19:00

退社。他社の友人と会食。最近の調査活動について情報交換

22:00

帰宅。録画したTVドラマを鑑賞

エコノミスト(経済調査、政策提言) 宮嶋 貴之

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